Something for Structural Engineering

建築土木の構造工学と,その周辺

日向市駅

日南線、日豊本線に乗りながら景色を眺めていた。 見えるのは、緑・海・ヤシの木・寂れた駅舎・元気な高校生。 田舎のJRの乗客の大半は高校生か老人である。 高校生に紛れて日向市駅に降り立つと、それまでの駅舎にはない空間が広がっていた。

夢見橋

雨ではあったが、とても良いものを見た。 橋梁としてはとても小さいが、趣のあるもの。 近くに住んでいたら、毎日通いたくなる落ち着ける場所。 また機会を見つけて、快晴の昼間か、澄み渡った夜空を眺めながら読書でもしたいものだ。

あれから半年と少しが経った。未だに被災地には行っていない。各方面から行った方がいいのではという言葉を投げかけられるが、気が向かない。行きたくないわけではないが、行かなきゃいけないとは思っていない。

材料力学史

材料力学史作者: ステフェン・ティモシェンコ,川口昌宏出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1974/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る構造物が学問として捉えられて以降、用いられる材料の研究は様々な人物によって行われている。 ガリレオ…

建設技術史―工学的建造技術への発達

建設技術史―工学的建造技術への発達 (1976年)作者: 藤本一郎出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1976メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る古代から現代までの建設技術の発達を時系列で追っている。 運河や橋梁などのインフラに始まり、静力学・エ…

数と建築―古代建築技術を支えた数の世界

数と建築―古代建築技術を支えた数の世界作者: 溝口明則出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見る古代の人々はどのように数を操って設計してきたのか。 現代に遺る巨大建造物には比例や幾…

内藤廣と若者たち―人生をめぐる一八の対話

内藤廣と若者たち―人生をめぐる一八の対話作者: 東京大学景観研究室出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2011/03メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る内藤廣氏の東京大学退官記念本。 20代周辺の若者たちとの4度にわたる座談会…

環境デザイン講義

環境デザイン講義作者: 内藤廣出版社/メーカー: 王国社発売日: 2011/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る言わずと知れた「構造デザイン講義」に続く東大講義第2弾。 人間の五感で感じられることを、内藤廣氏の経験…

9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯

9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯作者: 飯塚真紀子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見るあの9.11と呼称される事件が起きたのは私が高校生の頃。 日…

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる作者: 山崎亮出版社/メーカー: 学芸出版社発売日: 2011/04/22メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 340回この商品を含むブログ (47件) を見る私が山崎亮氏に興味を持ってから1年以上。 以来、講演会や直接…

建築画報No.344 「挑戦する構造」

建築画報No.344 「挑戦する構造」出版社/メーカー: 建築画報社発売日: 2011/03/31メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る「挑戦」と謳っているだけあって、「戦果」や「武器」といった単語が散見する。 また、「宇宙原理と建築」というタイトルの…

仲間内でやっている季刊のWebマガジンLETTER PREMIUM #08に拙稿を寄稿しました。 年末から年明けにかけて執筆したもので、少々粗い文章ですがお読みいただければ幸いです。 また、コメントをいただければと思います。 このWebマガジンの主たる目的は議論する…

あの巨大な揺れから1週間。それ以降、数えきれないほど揺れた。緊急地震速報も鳴りすぎてもはや日常になってしまった。

これほどまでに地震が頻発している異常事態の中、ついに富士山まで目覚めてしまったようだ。3/11に最大震度7が発生する2日前の最大震度5弱を起点に考えると、日本においてこの1週間で震度3以上の地震だけでも250回近く起きている模様。震度5強以上でも20回近…

研究者というかまだ学生だけれども、この3日間で思ったことを少々。建築構造を学ぶものとして。

発生から丸一日以上経ち、自分の身の回りの安全を確認したので記録に留めておこう。ただでさえ未曽有の事態なのに、なんだか非日常の体験をした。

カドマルビル

何の変哲もないビルなのだが、構造が面白い。 鋼板壁式構造。 一般的に鋼は壁式にはならない。 しかし鋼板サンドイッチ構造にすることにより、壁式構造となりえている。 荷重を全て外壁が支えることにより、中には柱がない。 狭い敷地に最大限の空間を。 ち…

ユニクロ心斎橋店

心斎橋のLoftの前にある、風船が何個も連なったような、四角いビル。 ETFEフィルムを採用、夜は美しくライトアップされる。 「美しく」という表現は少し危ういが、なんとも大阪らしいもののような気がする。 店内を入ると、吹き抜けをマネキンが上下するよう…

白い教会

ハイアット・リージェンシー・大阪というホテルにある教会。 ホテルに見学申請をしないと見ることが出来ないと思っていたら、あっさりと近づけた。 繊細なものが集合体となって、ひとつのファサードを織りなす。 ここはきっと、日が完全に沈んでからの方が綺…

なにわの海の時空館

大阪南港の海岸に浮かぶ球体。 その中に入るには、地下のトンネルをくぐらねばならない。 土曜日に訪れたにもかかわらず、ほとんど客はいなかったが、これでも英国構造技術者協会から特別賞を授与されている。 構造に関しては挑戦的な設計であるが、美術館と…

サントリーミュージアム

2010年末に閉館してしまった。 しかし取り壊しが決まったわけではないようである。 内部設備はかなり豪華であったようだか、客足が伸び悩み赤字経営だったよう。 竣工後20年も経たない建築がこの先どうなっていくのか。 この建築を建てた意義とはなんだった…

天保山大橋

小さいころよく車でこの橋を通過した記憶がある。 天保山のJCTを抜けてからの解放感が好きだった。 斜張橋ってなぜかじっくり見てしまう。 間近からみることは少ない。

天保山

日本一高い山と言えば、誰もが知っている富士山。 標高3776mですね。 では、日本一低い山と言えば? そうですね、天保山ですね。 標高4.53mですね。

大阪富国生命ビル

梅田駅のすぐそばにある最近竣工したビル。 私は高層ビルはあまり好きではないが、このビルは好意的に見ることが出来た。 早朝だったため、中に入れなかったのが残念である。

NA建築家シリーズ03 内藤廣

NA建築家シリーズ03 内藤廣作者: 日経アーキテクチュア出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2011/01/25メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る建築家・内藤廣氏の作品・インタビュー集。 「時に耐える建築」と銘打って、出世作であ…

もう1週間が過ぎようとしてますが、2011年になりました。 本年もよろしくお願いします。

ほうとう不動 東恋路店

富士山の麓、河口湖の近くにある老舗のほうとう屋の新店舗。 遠くから見ても、あの不思議な物体はなんだろうと注目してしまう。 店内に置いてあったのだが、世界各国の建築系雑誌に取り上げられているようだ。 英語はもちろん、おそらくギリシャ語と思われる…

豊田市美術館(夜ver.)

以前にも書いたことがあるが、夜はまた別の表情を見せるので、ここにもう一度写真を貼っておく。 何度行っても惚れ惚れしてしまう建築は少ないのだが、ここは数少ないその1つ。 出来ることなら毎日散歩に行きたいくらいである。 たまたま夕焼けも素敵だった。

和泉川

境川支流である和泉川。 横浜市の郊外で市民の憩いの場となっている。 あまり予備知識もなくふらっと歩いてきたのだが、なんだかなあって場所と、居心地の良い場所があった。 後で調べてみると、ああやっぱりそういうことなのね、という感じでした。

昨日で銀座三越での野点展示も終え、もう撤収も終わったかな。 関係者の皆様、お疲れさまでした。 さてさて、Archi-TVのテーマ(?)であった「差異と共通性」とはなんだったのだろうかってことをこのタイミングで考えてみたい。 ここでは銀茶会WSで垣間見るは…