ほうとう不動 東恋路店
富士山の麓、河口湖の近くにある老舗のほうとう屋の新店舗。
遠くから見ても、あの不思議な物体はなんだろうと注目してしまう。
店内に置いてあったのだが、世界各国の建築系雑誌に取り上げられているようだ。
英語はもちろん、おそらくギリシャ語と思われる雑誌もあった。
開口部のおさまりはこんな感じ。
自由曲面にガラス窓が取り付けられていると、ついディティールを見てしまう。
店内は客のしゃべり声が反射して聞こえてきて、でもうるさいわけでもなく、心地よかった。
化粧室は少々無理やり感が出ていたが、まあ仕方ないだろう。
晴天に恵まれ、富士山も冠雪、最高の日に訪れたようだ。
建物の規模は小さいが、構造的には大臣認定が必要で、動的解析まで行われている。
"厚さ100mmの鉄筋コンクリートと、高耐久でひび割れを抑制する15mmのガラス繊維入りコンクリート(GRC)で、60mmの硬質ウレタン材をサンドイッチ"ということだ。
温熱や光など環境設計もArupが行った。
ほうとうも美味でした。
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保坂猛建築都市設計事務所
Arup ほうとう不動
山梨県建築文化賞 建築文化奨励賞