Something for Structural Engineering

建築土木の構造工学と,その周辺

2011-01-01から1年間の記事一覧

構造設計の詩法―住宅からスーパーシェッズまで

構造設計の詩法―住宅からスーパーシェッズまで (住まい学大系)作者: 佐々木睦朗出版社/メーカー: 住まいの図書館出版局発売日: 1997/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る20世紀の終わりに出版されたこの本は、それ…

構造家 梅沢良三 ―建築に挑み続けること―

構造家 梅沢良三 ―建築に挑み続けること―作者: 梅沢良三出版社/メーカー: オーム社発売日: 2011/10/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る自らの半生を綴った1冊。 修業時代の逸話や、構造システムの話、開発に携わった話、…

コネクションズ―構法とディテール

コネクションズ―構法とディテール (ハイテック・コンストラクション)作者: アラン・J.ブルックス,クリスグレック,Alan J. Brookes,Chris Grech,難波和彦,佐々木睦朗出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1994/06メディア: 単行本この商品を含むブログを見る19…

ガウディの伝言

ガウディの伝言 (光文社新書)作者: 外尾悦郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/07/14メディア: 新書購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見る言わずと知れたサグラダファミリア。 石工として働く著者が、ガウディから学んだありとあら…

エッフェル塔

エッフェル塔 (ちくま学芸文庫)作者: ロランバルト,伊藤俊治,Roland Barthes,宗左近,諸田和治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (16件) を見るフランスの思想家・記号学者ロラン・バルト…

人類と建築の歴史

人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書)作者: 藤森照信出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/05メディア: 新書購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (39件) を見る石器時代から始まり、人間の生活の変化、道具の変化、材料の変化、思想の変化を引…

忘れられた日本

忘れられた日本 (中公文庫)作者: ブルーノタウト,Bruno Taut,篠田英雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/06メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る日本を愛したブルーノ・タウト。 「伊勢神宮こそ全世界で最も偉…

日向市駅

日南線、日豊本線に乗りながら景色を眺めていた。 見えるのは、緑・海・ヤシの木・寂れた駅舎・元気な高校生。 田舎のJRの乗客の大半は高校生か老人である。 高校生に紛れて日向市駅に降り立つと、それまでの駅舎にはない空間が広がっていた。

夢見橋

雨ではあったが、とても良いものを見た。 橋梁としてはとても小さいが、趣のあるもの。 近くに住んでいたら、毎日通いたくなる落ち着ける場所。 また機会を見つけて、快晴の昼間か、澄み渡った夜空を眺めながら読書でもしたいものだ。

あれから半年と少しが経った。未だに被災地には行っていない。各方面から行った方がいいのではという言葉を投げかけられるが、気が向かない。行きたくないわけではないが、行かなきゃいけないとは思っていない。

材料力学史

材料力学史作者: ステフェン・ティモシェンコ,川口昌宏出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1974/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る構造物が学問として捉えられて以降、用いられる材料の研究は様々な人物によって行われている。 ガリレオ…

建設技術史―工学的建造技術への発達

建設技術史―工学的建造技術への発達 (1976年)作者: 藤本一郎出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1976メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る古代から現代までの建設技術の発達を時系列で追っている。 運河や橋梁などのインフラに始まり、静力学・エ…

数と建築―古代建築技術を支えた数の世界

数と建築―古代建築技術を支えた数の世界作者: 溝口明則出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見る古代の人々はどのように数を操って設計してきたのか。 現代に遺る巨大建造物には比例や幾…

内藤廣と若者たち―人生をめぐる一八の対話

内藤廣と若者たち―人生をめぐる一八の対話作者: 東京大学景観研究室出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2011/03メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る内藤廣氏の東京大学退官記念本。 20代周辺の若者たちとの4度にわたる座談会…

環境デザイン講義

環境デザイン講義作者: 内藤廣出版社/メーカー: 王国社発売日: 2011/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る言わずと知れた「構造デザイン講義」に続く東大講義第2弾。 人間の五感で感じられることを、内藤廣氏の経験…

9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯

9・11の標的をつくった男 天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯作者: 飯塚真紀子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見るあの9.11と呼称される事件が起きたのは私が高校生の頃。 日…

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる作者: 山崎亮出版社/メーカー: 学芸出版社発売日: 2011/04/22メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 340回この商品を含むブログ (47件) を見る私が山崎亮氏に興味を持ってから1年以上。 以来、講演会や直接…

建築画報No.344 「挑戦する構造」

建築画報No.344 「挑戦する構造」出版社/メーカー: 建築画報社発売日: 2011/03/31メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る「挑戦」と謳っているだけあって、「戦果」や「武器」といった単語が散見する。 また、「宇宙原理と建築」というタイトルの…

仲間内でやっている季刊のWebマガジンLETTER PREMIUM #08に拙稿を寄稿しました。 年末から年明けにかけて執筆したもので、少々粗い文章ですがお読みいただければ幸いです。 また、コメントをいただければと思います。 このWebマガジンの主たる目的は議論する…

あの巨大な揺れから1週間。それ以降、数えきれないほど揺れた。緊急地震速報も鳴りすぎてもはや日常になってしまった。

これほどまでに地震が頻発している異常事態の中、ついに富士山まで目覚めてしまったようだ。3/11に最大震度7が発生する2日前の最大震度5弱を起点に考えると、日本においてこの1週間で震度3以上の地震だけでも250回近く起きている模様。震度5強以上でも20回近…

研究者というかまだ学生だけれども、この3日間で思ったことを少々。建築構造を学ぶものとして。

発生から丸一日以上経ち、自分の身の回りの安全を確認したので記録に留めておこう。ただでさえ未曽有の事態なのに、なんだか非日常の体験をした。

カドマルビル

何の変哲もないビルなのだが、構造が面白い。 鋼板壁式構造。 一般的に鋼は壁式にはならない。 しかし鋼板サンドイッチ構造にすることにより、壁式構造となりえている。 荷重を全て外壁が支えることにより、中には柱がない。 狭い敷地に最大限の空間を。 ち…

ユニクロ心斎橋店

心斎橋のLoftの前にある、風船が何個も連なったような、四角いビル。 ETFEフィルムを採用、夜は美しくライトアップされる。 「美しく」という表現は少し危ういが、なんとも大阪らしいもののような気がする。 店内を入ると、吹き抜けをマネキンが上下するよう…

白い教会

ハイアット・リージェンシー・大阪というホテルにある教会。 ホテルに見学申請をしないと見ることが出来ないと思っていたら、あっさりと近づけた。 繊細なものが集合体となって、ひとつのファサードを織りなす。 ここはきっと、日が完全に沈んでからの方が綺…

なにわの海の時空館

大阪南港の海岸に浮かぶ球体。 その中に入るには、地下のトンネルをくぐらねばならない。 土曜日に訪れたにもかかわらず、ほとんど客はいなかったが、これでも英国構造技術者協会から特別賞を授与されている。 構造に関しては挑戦的な設計であるが、美術館と…

サントリーミュージアム

2010年末に閉館してしまった。 しかし取り壊しが決まったわけではないようである。 内部設備はかなり豪華であったようだか、客足が伸び悩み赤字経営だったよう。 竣工後20年も経たない建築がこの先どうなっていくのか。 この建築を建てた意義とはなんだった…

天保山大橋

小さいころよく車でこの橋を通過した記憶がある。 天保山のJCTを抜けてからの解放感が好きだった。 斜張橋ってなぜかじっくり見てしまう。 間近からみることは少ない。

天保山

日本一高い山と言えば、誰もが知っている富士山。 標高3776mですね。 では、日本一低い山と言えば? そうですね、天保山ですね。 標高4.53mですね。