国立国際美術館
わざわざコレだけを見るために大阪へ行った記憶がある。
梅田から歩いて中ノ島まで行き、ビル群の隙間からこんな骨組みが見えたとき、思わず走り出しそうになった。
今思えば、私が鉄骨に興味を持つようになったのはこの時かもしれない。
いくつもの大きな模型を作り、何度も検討した結果のこの形状。
言葉では言い表すことができない美しさである。
美術館本体はすべて地下に埋まっているため、外から見えるのはエントランスだけである。
しかし、地下に埋まっているからといって、閉塞感があるわけではない。
一度だけ夜にこの近所を車で通ったことがある。
周りのビル群に比べて小さいエントランスなのに、存在感は抜群だった。
今でもあの光景はしっかりと覚えている。
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日経アーキテクチュア 2004 12-27 No.786