歴史と風土の中で―山本学治建築論集〈1〉
- 作者: 山本学治,茂木計一郎,稲葉武司,中村精二,三上祐三
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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所謂建築の近代化というのは、今からおよそ150年前のクリスタルパレスやエッフェル塔の頃が発端である。
当時は批判ばかり浴びたが、それ以降は建築家たちが軽やかな建築を目指して今日に至る。
構成部材はどんどん細くなり、重厚な建築にはなかった構造的な問題が非常に多く発見された。
材料が変わり、構工法が変わり、この飛躍的な発展には構造・技術を語らずにはいられない。
その時代背景や場所性、空間論から、タイトルからは想像できないような技術面での記述が満載である。