Something for Structural Engineering

建築土木の構造工学と,その周辺

歴史と風土の中で―山本学治建築論集〈1〉

歴史と風土の中で―山本学治建築論集〈1〉 (SD選書)

歴史と風土の中で―山本学治建築論集〈1〉 (SD選書)

構造・技術に強い近代史家、山本学治氏。
所謂建築の近代化というのは、今からおよそ150年前のクリスタルパレスエッフェル塔の頃が発端である。
当時は批判ばかり浴びたが、それ以降は建築家たちが軽やかな建築を目指して今日に至る。
構成部材はどんどん細くなり、重厚な建築にはなかった構造的な問題が非常に多く発見された。
材料が変わり、構工法が変わり、この飛躍的な発展には構造・技術を語らずにはいられない。


その時代背景や場所性、空間論から、タイトルからは想像できないような技術面での記述が満載である。