造型と構造と―山本学治建築論集〈2〉
- 作者: 山本学治,茂木計一郎,稲葉武司,中村精二,三上祐三
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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構造学と史学を研究されていた山本先生は非常に興味深くて、色々読み漁りたいと思っている。
こうして構造と歴史に関わる書籍を読んでいると、アーキテクトからエンジニアが離脱したとされる1900年前後以降、それらを統合しようとする設計者が何人もいたことが分かる。
しかし統合しようとする人は今でも多く、それは新しいことだとして活動しているように思う。
どういうことだろう。
それだけ難しいということなのか、それとも特異な現象なのか。
そもそも過去(私の印象では大正以前)の名建築はどの国でも意匠と構造は一人で設計しており、技術者の遺産は今でも美しい。
建築物をはじめとする構造物を設計する人たちが「構造全く分かんないんだよ」と恥ずかしげもなく言っている現代。
少々おかしいと思いませんか。