Something for Structural Engineering

建築土木の構造工学と,その周辺

八事霊園

yukarchi2007-09-09
石がたくさん並べられた空間・・・と言えば聞こえがいいだろうか。

無数のお墓がある。

それが霊園。




八事霊園は、大正初期から昭和30年代初めに名古屋市が造成した墓地である。

墓域面積 271,875.00平方メートル
墓所面積 159,467.94平方メートル
区画数 約28,000区画
墓碑数 約50,000基
使用者数 約21,000人
約27万平方メートルのなかの約16万平方メートルはお墓なのである。

・・・といってもこの壮大さは現地に行ってみないと分からないだろう。


丘というか谷というか、初めて行った時はこの光景に絶句した。

写真では伝えきれないのが残念である。



ここへ行ったのは全く遊びではなく調査であったが、とてつもなく緊張したのを覚えている。

途中、野良猫がずっと後ろをついてきたりして独特の雰囲気だった。



自然でもなく構築物でもなくストリートファニチャーでもなく乗り物でもないものが一つの景観を作り出している。

自分も最期はこういうところに来るんだろうなと思うと複雑な気持ちになる。




これも一つの空間である。

建築を志す自分は、こういう空間を作ることはないだろう。

いや、恐れ多くて作れないだろう。



詳細・参考はこちら

名古屋市八事霊園・斎場