Something for Structural Engineering

建築土木の構造工学と,その周辺

土木造形家(エンジニア・アーキテクト) 百年の仕事―近代土木遺産を訪ねて

土木造形家(エンジニア・アーキテクト) 百年の仕事―近代土木遺産を訪ねて

土木造形家(エンジニア・アーキテクト) 百年の仕事―近代土木遺産を訪ねて

土木、と大きく括ると水が見えてくる。
それは河川でもあり、それを堰き止めるダムでもあり、上空を横切る橋でもある。
水路、と読み替えれば生活景が見えてくる。
郡上八幡などの水路はまさにその典型。


美しい土木構造物の多くは、設計者や施工者が既に故人であることが多いように感じる。
スケールの大きさ、細やかな仕事、それらが後世に受け継がれ、その時代の方々に愛されている。
なんと幸せなことだろうか。

卒論生・修論生向け論文等検索

インターネットで論文などの資料を検索するときのテクニック的なメモです。建築系の学科・専攻で卒論や修論を書く学生の方々に参考にしていただければ幸いです。なお、ここに記すものは全て私個人が行っている検索方法の一部であり、それらを実行したのに目的の資料が見つからなくても責任は持ちません。

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内藤廣の頭と手

内藤廣の頭と手

内藤廣の頭と手

頭の中で考えたことを紙に書くと、点と点がつながったり、絡まったものが解けたりして次のステップへとつながる。
画面の中に書くと、なぜか前に進まない。個人差はある。
第一線で活躍している建築家はひたすら紙に書き続けているようだ。
技術にも非常に興味を示す建築家であるが、その設計プロセスや思考方法は私にとって興味深い。


「優秀であるより聡明であれ」

建設業者

建設業者

建設業者

ひとつの建築物の着工から竣工までに関わるあらゆる職人に焦点をあてた1冊。
生の声であり、業界全ての声ではないけれどとある事実を語っている。
職人としての挑戦は、決断の連続。
この道で生きていくための術は、技である。


若い職人が減っているのは、上の世代が適切に教育してこなかったためなのか、若者が進路選びの時に「とりあえず進学」とその道を選ばなかったためなのかは定かではないが、どちらにしても職人は人手不足。
しかし職がないと溢れてしまった若者はたくさんいる。
職人はじっくり時間をかけて腕を上げていくからすぐには人手不足は解消されないだろうが、この先を考えて、職人を養成するような場が進路として選ばれるような社会になってほしい。
そして職人の地位が上がってほしい。

石橋は生きている

石橋は生きている

石橋は生きている

九州には石橋が多い。西洋の文明が長崎に伝わり、それが広がったためである。
石橋の構造、文化、石工の魂、復元などをあらゆる石橋を例にとり紹介している。
道路として、街のシンボルとして、庭のモニュメントとして、現役の橋梁として活躍している。
石は決して古い材料ではない。